5学年親子集会「親子の笑顔♡サポート集会」
11月25日(金)
5年生の親子集会が開かれました。
大蔵流狂言善竹会の方々に来ていただき、親子での狂言鑑賞です。
演者の方から、狂言について詳しく解説してもらいました。
狂言は室町時代につくられた伝統芸能で、日常の中にある一コマを笑いにするものだそうです。
台詞も当時の言葉のまま、今でも使っているのだそうです。
「柿山伏(かきやまぶし)」の一幕です。
喉の乾いた山伏が柿の木に登り、こっそりと柿を食べています。
柿の木の持ち主とのやりとりが面白く、見せ場の一つとなっています。
同じく「柿山伏」の一幕です。
柿の木の持ち主の策略にはまり、木から落ちた山伏が大けがをしてしまいます。
演者のしぐさや言葉一つ一つが、大人のみならず子どもたちの心をつかみました。
時にクスクスと、時に爆笑を生んでいました。
「附子(ぶす)」の一幕です。
主人から留守を言いつけられた使用人が、誘惑に負けて桶の中身を見ようとしているところです。
別の使用人が必死で止めています。
「わごりょ(あなた)のおっしゃるももっともなれども、あのほうから吹く風に当たってさえ、そのまま滅却する(亡くなってしまう)と仰せられた程に、これは無用にさしませ(やめておきなさい)」
室町時代の言葉を使っているにもかかわらず、演者の演技と表情で内容が伝わっています。
これが650年以上続いている狂言の面白さなのでしょうね。
室町時代の言葉を使っているにもかかわらず、演者の演技と表情で内容が伝わっています。
これが650年以上続いている狂言の面白さなのでしょうね。
狂言体験コーナーです。
演者には基本の立ち方があるらしく、子どもたちはその姿勢の難しさに四苦八苦していました。
何度か行ううちにだんだんとその立ち方にも慣れてきました。
狂言は観客に内容を理解してもらうため、わざと大げさに演じます。
これは泣く演技です。両手を顔の前に出し、大きな声を出して泣くのだそうです。
インタビューコーナーです。
狂言には演者のほかにも後見人(こうけんにん)と呼ばれる人もいて、演目を引き立てています。
子どもたちは、サポートの視点で後見人の方に質問をしていました。
子どもたちからのお礼の言葉と花束贈呈です。
普段、バラエティー番組のお笑いに親しんでいる子どもたちですが、今回、伝統芸能としての笑いに触れて、その世界を楽しむことができたようです。
子どもたちからのお礼の言葉と花束贈呈です。
普段、バラエティー番組のお笑いに親しんでいる子どもたちですが、今回、伝統芸能としての笑いに触れて、その世界を楽しむことができたようです。
大蔵流狂言善竹会の皆様、ありがとうございました。
また、企画してくださった第5学年集会委員の皆様、当日ご協力いただいた委員の皆様におかれましても、重ね重ね感謝申し上げます。
ありがとうございました。